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「そもそも"アクセスログ解析"とは何か」

この項では、初歩的なアクセスログ解析から最近の事例についてまで、弊社の解析ツール"アクセス刑事Pro"の画面なども例にしながら、順にお話ししてゆきたいと思います。第1回の今回は『そもそも"アクセスログ解析"とは何か』について書いてみます。

[1.1]アクセスログとは
もともと"アクセスログ"は、単にサーバの保守管理のための記録として、サーバに残されていました。我々がホームページを眺める場合には、IEなどのブラウザによって、インターネット上のどこかのウェブサーバにファイル要求が行なわれています。ウェブサーバには、そのファイル要求の内容がアクセスログとして残されています。ここで、アクセスログの例を見てみましょう。

210.***.153.*** - - [16/May/2003:01:56:44 +0900] "GET /tool/deka/index.html HTTP/1.1" 200 68364 "http://www.kan-net.com/index.html" "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)"

ある1件のファイル要求に対して、これだけのログが記録されます(サーバの設定によって内容は異なります)。頭から順に大まかに説明します。

210.***.153.*** : 要求元のIPアドレス
[16/May/2003:01:56:44 +0900] : アクセス日時
GET /tool/deka/accessdeka/faq.html : ファイル要求の内容
HTTP/1.1 200 68364 : プロトコル/リターンコード/バイト数(説明は省略します)
http://www.kan-net.com/tool/deka/index.html : リンク元のURL
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98) : 要求元のOS/ブラウザ情報

ログに含まれる情報から、「WIN98ユーザでMSIE5.5を使用。http://www.kan-net.com/ のトップページで、tool/deka/index.html へのリンクをクリックした」など、元の要求内容を読みとることができます。

[1.2]ログ解析
さて、1件のログの意味を読みとれたところで、今度はあるページへの全てのアクセスについて、同様に情報を読みとり集計してみます。そうすると、あるページにアクセスしてくる層の全体像を描くことができます。

a. アクセス日時の分布
分かり易い例としてよく挙げられるのが、アクセス日時の分布です。そのページがどの日/曜日/時間帯によく見られているのかが分かるので、ユーザ層の推定に役立つと言われています。例えば、平日の昼間のアクセスが多ければビジネスマン主体である、などがあります。

-> ここで、アクセスログの例を見てみましょう。(例1)

b. ブラウザ/OSの使用比率

c. リンク元
どのページから来たかが分かることを利用して、広告効果を測定することが出来ます。
また、検索ワードの解析を行うことも出来ます。例えば、googleで"アクセス刑事"を検索すると、検索結果として、このページが表示されます。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9%E5%88%91%E4%BA%8B
続いてページ中のリンクを選び、リンク先のページに移動すると、リファラとして先ほどのURLが記録されます。反対にアクセスログを解析すれば、どんな言葉で検索されていたかが分かります。

-> ここで、アクセスログの例を見てみましょう。(例2)

サイト訪問者のユーザ層をもついて何らかの情報を得るには、普通はアンケートなどの手段によるしかありません。景品プレゼントなど何らかの工夫をしない限りは、それほど多くの人がアンケートに回答してくれる訳ではありません。また、得られる結果は "アンケートを答えてくれる人" というフィルターがかかったものです。限定された形ではありますが、「大半の人からサイト訪問者を推定できる情報が自動的に取得される」、という点で、アクセスログ解析は実に有用です。

[1.3]ログ解析ツール
ここまでアクセスログ解析について書いてきましたが、実際の所、サーバのアクセスログは誰にでも公開されているわけではありません。自前でなく、レンタルサーバの場合などは、ログが入手出来ないこともあります。このほか、一般的なプロバイダのホームページサービスでもログが提供されない場合があります。
また、例えアクセスログが入手できたとしても、ひとつひとつのアクセスログは、先ほどの例のように、人間には少し読みづらいものです。エクセルなどの表計算ソフトを使ったとしても集計/分類するのは、たいそう骨が折れます。

幸いにして、今では誰でも簡単に使用できる有料/無料の"アクセスログ解析ツー・quot;が各所から提供されています。弊社の"アクセス刑事"もそのひとつですし、他にも有名なところでは、インフォシークアクセス解析やアクセス解析.comなどがあるようです。こうしたツールの多くは、解析対象ページに簡単なHTMLタグを貼り付けています。タグにはcgiを起動させるリンクが埋め込まれており、このcgiを使用して、サーバとは別個にアクセスログを取得しています。その際、JavaScript、Cookieなどを使用して、画面解像度や色深度、訪問回数などの情報まで取得しています。

-> ここで、アクセスログの例を見てみましょう。(例3)

[1.4]次回予告
一般的なアクセス解析の話が済んだところで、次回は、"具体的なログ解析例"や、"ページの解析とサイトの解析"、などについて書いてみたいと思います。

バックナンバー
■ 9月号「ログ解析の観点から見た悪いページ」
■ 8月号「複数ページの解析」
■ 7月号「具体的なログ解析例」
■ 6月号「そもそも”;アクセスログ解析”;とは何か」
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